海洋散骨は寒い時期や天気の悪い時に要注意!散骨の体験・感想です!

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Photo by Saffu on Unsplash外洋散骨の体験/感想
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海洋散骨は寒い時期や天気の悪い時に要注意!散骨の体験・感想です!

おばあちゃんを海へ散骨しました。

その時の体験を記載しておきます。

これから、海へ散骨をする方の参考になればいいなと思います。

 

ウジウジして散骨どうしようと思うより、さっさと散骨した方が身も心も楽になります。

故人が散骨を特に希望していた場合はその人の意思を尊重した方がいいと思います。

散骨って何なの?違法じゃないの?

散骨とは?

宗教によって弔いは異なりますが、日本は大体火葬をした後でお墓に遺骨を入れると思います。

散骨の場合はお墓を作らず、故人の思い入れのあった場所など、例えば海や山へ粉骨を撒く行為です。

違法じゃないの?

散骨は違法ではありませんが、注意すべき点があります!

大きな骨のままで放置してしまうと、大事件と疑われる可能性がありますのでお気を付けください!

自分の勝手な判断で散骨したりせず、行政に確認するか、葬儀屋さんに尋ねた方がいいと思います。

散骨を行うにあたっては、墓地、埋葬等に関する法律や刑法の死体遺棄等の罪(刑法190条)に違反になる可能性が考えられます。

墓地埋葬法は、「埋葬又は焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない。」と定めています。埋葬とは、死体を土中に葬ることをいうことから、焼骨を土中に埋蔵する場合には墓地以外の場所に行ってはならないと解釈できますので、焼骨を土中に埋めるのでなく、海や山に遺灰を撒くのであれば、墓地埋葬法に違反しないでしょう。

また、刑法の遺体遺棄等の罪ですが、同条の保護法益は国民一般の宗教的感情であり、遺族が個人の意思に従って、相当な方法及び場所で行われる場合には、同条に該当しないと考えられています。

もっとも、条例で散骨を禁止している地方公共団体もありますし、他人の所有地で行った場合、その所有者との間でトラブルになる可能性もあります。散骨を希望されるのであれば、散骨をする場所、方法について十分に考慮し、また、散骨場所の地方公共団体に事前に確認をする等をした後、遺族となる方々に伝えておく方が良いでしょう。

遺族となる方々への伝え方ですが、法律上要件が定められているわけではないので、遺言書に記載して行うことでもできますし、私的な手紙等の書面で行うこともできます。

※朝日まつど新聞 平成30年3月号掲載

ユーカリ総合法律事務所より引用

海洋散骨準備の為に葬儀屋さんへ電話をする!

なんとなく「あ!今、散骨だ!」と思った! それがきっかけです

あ!今、散骨だ!

 

と、私は思いました。

 

おばあちゃんの遺骨を引き取って1年ぐらい家に保管していたのですが、ある時にふと思ったんです。

突拍子もなくです。

別におばあちゃんのことを考えていたわけでもないんですけど、強くそう思ったんです。

 

それが1月のことだったんです。

思い立ったが吉日!

葬儀屋さんに電話して相談してみよう!

おそらく散骨のタイミングがあります!それを逃さない!

まだ、そういう散骨の気分でない時は家に置いておいた方がいいのかな、と思います。

1年前の私だったら、散骨をすぐしようとは思いませんでしたから。

「家にひとまず置いておこう」と思っていました。

 

ある時、ふと散骨をする原動力がムクムクと湧き上がってきます。

その時にはウジウジせずに前進しましょう!

さっさと散骨をするように即行動しましょう!

そう思った時にそうしておかないと、おそらく散骨をする機会を逃します。

 

そう思った時が一番ベストに散骨できるのだろうと私は信じています。

葬儀屋さんとの電話で

まずは、散骨の相場を見てみました!

私のおばあちゃんは海で散骨を希望していました。

なので、船を出してくれる葬儀屋さんを探しました。

 

出席する人数により船の大きさが変わったりすると思います。

大方、料金35万円前後が記載されていましたね。

私はココにしようかなと決め、いざ電話をしました。

 

海に散骨したいのですが、できますか?

 

「できますよ」

 

あれ?よく考えたら、今の時期って、1月は海の上は寒いですよね?

 

「すごく寒いです、とても寒いです」

 

なら、もう少し暖かくなってからにした方がいいかも…

それなら、暖かくなってから再度お電話します。

その時はよろしくお願いします。

 

「分かりました」

 

ということで、第一弾の葬儀屋さんのお電話は不発だったわけです。

豪華客船ではなく、小さい船に乗ったことがある人は分かると思うんですけど海の上って寒いんですよね

散骨をしに行って、寒くて風邪をひいたとか嫌だわ…と思いました。

3月が私のおばあちゃんの誕生日だったので、3月ぐらいにしようと思いひとまず保留になりました。

3月になりました!さて、散骨の日はいつにしようかな?

船をチャーターするので今日出発です、明日出発です、というのは無理だと思うんですね。

海なので天候によって、船を出せるかどうかも決まってきます。

 

天気予報とにらめっこしながら3月22日にしようと思いました。

私が葬儀屋さんに電話したのは決行したい日の1週間前ぐらいでした。

 

葬儀屋さんに電話すると「分かりました!船長とスケジュール確認します」とのことでした。

少しして船長からOKとの返事を頂けたとご連絡がありました。

「海に撒くには遺骨を粉骨にしなければいけないので、今から遺骨を取りに行きます」と言われました。

 

取りに来られたのは、こざっぱりした感じの良い中年の男性の方でした。

散骨料は当日に頂きます、自分も海へ行きますからその時で構いません、とのこと。

遺骨を引き渡します。

 

粉骨をするのに5千円、1万円ととる葬儀屋さんがあります。

私のお願いした葬儀屋さんはその費用は要りませんでした。

 

いよいよ、散骨か…

あとは天気が良ければいいんだけど…

海へ散骨当日、私の格好は黄緑お花柄ロングコートで!

散骨当日の私の格好はというと!

この日の私の服装は黄緑お花柄ロングコートです。

いかにも喪に服していますという格好は何だか嫌でした。

場違いなほど、晴れやかな、そして華やかな気持ちでおばあちゃんを送り出そうと思いました。

葬儀屋さんとは3月22日午前11時を約束していました。

船着き場へ着く

葬儀屋さんがいらっしゃいました。

ビンに入った粉骨されたパウダー状の遺骨と花びらの入った袋を渡されました。

葬儀屋さんは船に乗らずに陸で待機していました。

 

その日の天候は曇っていて、少し風が吹いていました。

「風が強いからどうかなと思っていたんですけど、大丈夫です」とのことです。

 

海に近づくにつれ、風が強くなり、寒くなってきます。

まだ3月ですからね。

船に乗る時の注意事項!

船の乗る位置で移乗しやすさが変わったりすると思います。

どういう船に、どこから乗るのか、波があるのかないのかで変わってくると思います。

 

私の場合、陸から船を見るととても揺れてました。

実際かなり揺れていました。

 

海は波が起きやすい所と、波の穏やかな所があります。

私が利用した船着き場は波がありました。

 

でも、私は今でもロングコートで晴れやかに参加して良かったと思っています。

ただ、船に乗る時、移る際はアスレチック遊具で遊ぶぐらい高低差が多少ありします。

 

足を高く上げたりします。

その時もずっと船が揺れています。

それで飛び移るので動きやすい格好の方がいいと思います。

ひとまず、ズボンがおススメです!

船に乗って出発!

救命胴衣着用後、船長さんの助手の方に「ココを持ってください」「ココに足を置いてください」と言われながら乗船しました。

椅子に座ってブランケットをひざにのせて出発です。

 

海なので波しぶきが顔にかかったりします。

自分が船のどこにいるのかによって、波しぶきがかかりやすかったり、かかりにくかったりすると思います。

 

私はただ座っておけば目的地に連れて行ってくれるので海を楽しんでいました。

「海が綺麗でしょう」

「あの場所が○○で、こっちの方向がちょうど○○です」

説明を受けながら目的地までの時間を過ごしていました。

 

散骨場所に到着

散骨する場所に着きました。

 

1回軽くお祈りをして、粉骨を撒きます。

粉骨はさらさらさらさらと舞います。

その際に風の向きに気を付けないと、自分の方に粉骨がかかったりします

 

私の時は風がうまい具合に吹いていて、私のおばあちゃんが住んでいた町の方角へ粉骨は飛んでいきました。

帰って行っているような感じでした。

 

そのあとは少し長めにお祈りをします(この間も船は揺れています)

海に花びらを撒いて、その場所を中心に3回ぐらい船で回ってもらいました。

船長さん操縦が上手でしたよ。

 

そして、その場所を後にして戻って行きました。

その帰っている最中に空が晴れて晴れ間が出てきました。

今日で良かったな、と私は改めて思いました。

まとめ

思いついた時に散骨をした方がいいと思います。

まだだなと感じたらまだしなければいいし、しようと思った時に勢いで弔った方がいいと思います。

私の考えですけども。

 

この散骨のお話を行きつけの飲食店のマスター(80歳近い方)とその奥様にお話をしたらこう言われました。

「散骨した人なんて初めてだよ、うちにはいろいろなお客様が来られるけど初めて」

「お坊さんとかのお経はあげなかったの?」

船って揺れるじゃないですか、それでお経をあげるのは難しいですよ。
豪華客船とか大きな船だったら揺れないと思いますけど。

「そうだよね、船ってすごく揺れるからお経あげるのは難しいね」

というお話をしたりしました。

 

・船に乗る時は足を高く上げたり、船に飛び移ったりするので動きやすい格好が無難
波しぶきが飛んできます!
・船が多少ジャンプしたりする時があるので、怖がりの方は難しいかもしれません!
粉骨が自分にかからないように風の向きに気を付ける
・葬儀業者により値段が全然違うのでよく調べる、粉骨の値段も注意!

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