【通院体験記】祖母の通院に付き添って気づいた「高齢者医療の現実」と私の未来

私の祖母は、最初は糖尿病の治療から始まりましたが、のちに心臓病、がん、脳梗塞など、いくつもの病気を経験しました。

最後の頃には、循環器内科(ペースメーカー管理)、泌尿器科(膀胱がん)、皮膚科(壊疽した足の切断部の傷)の3科に定期的に通っていました。

通院はいつも大変で、まずは血液検査を受けてから順番に診察へまわる流れ。ただ、病院は混雑していて予約通りにはいかないことが多く、予定が前後したり、呼び出される科が変わったりすることもしばしば。

祖母が車椅子で移動するようになってからは、3つの診療科をまわるだけでもかなりの時間と労力がかかりました。

一人暮らしの高齢者にとって、このような通院を1人でこなすのは本当に大変だと実感しました。

私も将来、同じような立場になるかもしれない。これは決して他人事ではない——そう感じた出来事でした。